果実栽培において、JAS規格表示に適合させるということは、正直言って至難の業ですが、すべての条件が最良の状態になったときには、決して不可能なことでないことは実証できました。
すべての条件とは、第一は天候(特に日照と雨量)、第二は土壌環境作り(有用微生物群豊かな土壌と豊富なミネラル)、第三は園地の条件と管理(剪定、間伐等)が大切です。
天候については、天運に任せることにして樹園が適地性に優れている園にあっては『JAS適合園』作りに努め、他の園については『90↑園』まではもっていくこととしました。
『90↑園』とは、JAS適合を「100」、化学肥料や農薬依存の農業を「0」と位置づけした場合にJAS規格に極力近い、安全農産物作りをするという意味があり、甘夏栽培体系<こちらをクリック>を具体的に示してみました。
お客様、流通業者と甘夏かあちやんブランドの信頼関係の構築であり、JAS認定の取得できる園であっても、安全農産物としては『90↑園』で十分と思いますのでJAS表示にはこだわらない方針です。もうひとつの理由として、JAS表示の信頼を失わせる者が必ず出現すると思うからです。これは他人事ではありません。例え安全性抜群であっても『90』を『100』に混入して表示をすれば、それは違法ともなることなのですから、心に10の余裕を残して無理しないほうがいいと思うのです。有機の取り組み研究を始めてから14年の持論・結論です。
これからは安全農産物の栽培に取り組もうとしている地域の人たちへのアドバイスをして、経済性の取れる農業経営樹立の支援をしていきたいと思っているのですが・・・・・
なお、家族全員の協力があってこそ、ここまでたどり着きました。
感謝、心からありがとうございます。
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